SEALDs(太田出版)
7月中旬に「共謀罪」が強行採決され、
ちょっと絶望的な気分で手に取った本。
SEALDsと、香港、台湾の学生運動の中心人物たちとの対談本です。
日本のSEALDsの活動自体も私には衝撃でしたが、
さらに若くさらに大きな波を起こした、
香港の雨傘運動と台湾のひまわり学生運動。
背景はそれぞれ違うのに、
抱える課題や今後の展望にはどこか似通ったところがある。
東アジア学生運動の連携なんて夢があるな。
とうの昔に学生でなくなった私には何ができるか。
30代中盤の主婦(期間限定)も、あきらめてはなりません。
良いエネルギーを分けてもらいました。
代議制民主主義であっても、主権者は国民ですから、一人ひとり考えないといけない。個人がそれぞれの想いを持ち寄り、政治に参加し、そして、その代表が最終的に決定するということですよね。議会も民主主義を機能させる上でのひとつの方法ですから、想いを持ち寄る方法は選挙でもいいし、デモでもいい。一番大事なことは、主権が国民一人ひとりにあるということの意味や価値です。
それなのに日本では、そういった民主主義のコンセプトを支えるものである──自分たちが決めているという実感、自分たちに主権があるという手応え、ここが自分たちの国だというアイデンティティがなかなか持てない。
(『「自分たちの場所」という手応え』より)
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