つばた英子 つばたしゅういち(主婦と生活社)
映画『人生フルーツ』を観て、
もう少しこのご夫婦の生活をのぞいてみたくなり買いました。
映画と比べると、より菜園生活の部分にフォーカスされている印象。
舞台は愛知県春日井市、高蔵寺ニュータウン。
自宅に雑木林があり、庭でたくさんの野菜や果物を育てている、
86歳と83歳の老夫婦。
手間ひまを惜しまないこと、
強要せず、それぞれが得意なことを担当すること、
味覚をため込み、次の世代に渡すこと。
厳しい季節にも口角を上げて過ごせるような、
人生を豊かにする工夫にあふれていました。
長い年月をかけて丁寧につくられた、素敵な夫婦の形です。
見て、感じて、おどろくことだけにとどめ、説明しないように心がけること。考えるより、見ること。本質的なことは、見ることを学ぶことなのかもしれません。見ているときに考えたりすると、見る力が弱くなって、何も見ていないことになりそうですから。
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