心に響いた、みうらじゅんの言葉。
手帳(ほぼ日手帳、2009年から愛用)をパラパラめくっていたら、
「LIFE is 不安タスティック」というみうらじゅんの言葉を見つけた。
大学生のころは自分のことをかなりポジティブな人間だと思っていたのだけど、
いまも一面ではそう思っているけど、
自分ひとりで完結しないこと(例えば会社での仕事とか、今でいえば妊娠生活とか)
に関してはたぶんネガティブで、すぐに不安の芽が出る。
そしてこれがとても大事なことだと思うのだけど、
世の中のほとんどのことは自分ひとりでは完結しない。
妊娠生活はもっとピンク色の日々かと、そんな色の自分を想像していたけど、
実際は不安の塊を抱えているような日々だった。
少なくともここまでは。
妊娠がわかったらその直後からちゃんと着床しているか(子宮外妊娠でないか)不安だし、
次は心拍が確認できるか、次は10週(流産の可能性が低くなる)の壁を越えられるか、
安定期(5カ月)に入れるか、21週(流産となる最後の週)を越えられるか、
と不安の波は休む間もなく次々と押し寄せる。
もうこうなったら自分の心の弱さを認めて不安を受け止めるしかない。
たぶん脳の中に"不安様"を受け入れるスペースが確保されていて、
ある不安様が席を立っても次の不安様がお越しになるのだ。
「不安タスティック」は、そんな自分を認め、鼓舞し、
また一歩先に足を踏み出させてくれる、
不思議な力を持った言葉です。
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