平川克美(ミシマ社)
民主主義、と同じく、資本主義、も当たり前すぎて疑ったことがなかった。
でも、そこに疑いの目を向け始めたのは、東日本大震災の原発事故あたりから。
(原発って、そもそもコスト換算できる仕組みじゃないじゃん。。)
あとは、女性や子どもの貧困、ピケティの「21世紀の資本」、
経済格差(上位○人と下位●億人が同額という話)などが話題になりようやく。
経済成長なき今の時代、「縮小均衡」を目指すべきだと提言する本書。
そのキーワードが“小商い”である。
それは、存続し続けることが、拡大することに優先するような商い。
私たちはどのような経済活動の中に身を置くべきか。
もっともっともっと、長期的な視野で考える必要があります。
わたしたちは、本来自分に責任のないことに対して、責任を持つというかたちでしか、遅れて生まれてきたこと、そして「いま・ここ」にあることを自らの必然に変えることはできない。
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